お口の中の2大疾患は、むし歯と歯周病です。どちらの疾患も、大概は症状(痛い・腫れた・歯茎から血が出る・しみるなど)がでてからでないと歯科医院へ行かない方が多いと思います。 しかし病気は、どんな病気でも早期発見・早期治療が基本です。手遅れになったら抜く(歯を抜く・神経を抜く)あるいは、延命治療しか出来ません。それでは遅いのです。 最近の歯科治療の傾向は、定期的に検診をして疾患の早期発見・早期治療を目指し、治療が済んだらその口腔環境を維持するためにメンテナンスをしていくことです。これによって全身疾患(糖尿病・心臓疾患・誤嚥性肺炎・早期低体重児出産など)を予防することにもつながります。特に糖尿病は、歯周病の治癒によって数値が改善したという報告もあります。 まずは歯科医院へ行って早期治療をして、2ヶ月〜半年ごとにメンテナンスをしていくことをお勧めします。 |
メンテナンスとは? | |
メインテナンスとは歯周病を進行させないためや、進行を遅らすための定期的な治療のことです。 治療が終了した後は、2〜6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。 歯周病は細菌感染です。 |
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定期検診時のメンテナンスによって、毎日のブラッシングの磨き残しや、歯周ポケット内の細菌・バイオフィルム(普通の歯磨きでは取れません) を 歯科衛生士の専門的なクリーニング(PMTCといいます)を行なうことによって除去することができます。 |
専門的歯面清掃をする器具 |
バイオフィルムとは? | |
バイオフィルムとは、プラーク(歯の表面に付着する白いベタベタした物)に生息する細菌を守るための防御壁です。 |
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